〔弁護士 弁護士山﨑靖子〕

上巻の帯は“ジェフリー・ディーバー絶賛”、下巻の帯は“”ジョナサン・ケラーマン推薦”、日経新聞夕刊の書評は星5つ。書評を真に受けて煮え湯を飲まされたこと数知れず・・・。今回も迷ったものの、読んでみました。

休職中の女性捜査官と閉所恐怖症の失踪人捜索専門コンサルタント(男性)が、児童失踪事件を追っていく・・・というストーリーです。

一気読み本です。はじめのあたりは設定がよくわからないのでスピードはでませんが、徐々にスピードアップ。どんでん返しが何度もあって、最後まで気が抜けません。

主人公の女性捜査官が非常に美人、というのは古典的ミステリの常道ですが、コンビを組む男の方は腕力もなく閉所恐怖症のため頼りにならない、というは現代的な設定ですね。

難点は、舞台がイタリアなので人名になじみがなく、名前だけでは性別がわからないこと、男の主人公がヘビースモーカーなので、煙ってきそうなこと。ヨーロッパでは、今でもたばこ吸いは多いのでしょうか。
あっという間に映画化されそうです。

続きがあることを示唆するエンディングでしたので、まだまだ楽しめるでしょう。

これから忙しい年の瀬。疲れた体を休めるのにお勧めの本です。