[北岡秀晃]

2024年11月17日開催の神戸マラソンに参加しました。
県外のマラソン出場は、今年2月の京都マラソンに次いで2回目となります。

スタートは、神戸三宮フラワーロードの市役所前。
天気は曇り、気温は20度でしたが、スタートセレモニーが始まるころ、小雨が降り出しました。
スタートセレモニーでは、阪神・淡路大震災の復興支援ソング「しあわせ運べるように」の合唱があり、歌の最後に2万人のランナーが黄色い手袋を付けた両手を一斉に挙げ、ひまわりが咲いたような光景を作り出すイベントがあります。
不思議なことに、私たちランナーによるひまわりの花が咲いた瞬間、ぴたりと雨がやみました。

スタートは午前9時ですが、第2ウェーブの私が実際にスタートしたのは9時23分でした。
コースは、一路西向きに垂水区西舞子あたりまで行って折り返しです。
道中、南京町の入口、湊川神社、新長田の公園に立つ鉄人28号の後ろ姿などを見て須磨へ。
須磨からは海沿いを走り、塩屋、垂水、舞子と進んで明石海峡大橋をくぐるなかなか素敵なコースです。
舞子は私の奥さんの実家であったこともあり、よくドライブしたルートですが、走ってみると思いのほか距離があったように思いました。

それでも前半は順調に進みましたが、折り返して中間点を過ぎたあたりから、足が重くなり、歩きたい誘惑に襲われます。そしてあっさり誘惑に負けて、時々歩くように。
そうすると、25㎞過ぎからは両足が痙攣しそうになり、走り続けることができません。
少し走っては足がつりそうになり、歩く。そしてまた走るの繰り返しで、大幅にペースダウンしました。
事務局から差し入れてもらったパイン飴を2個食べましたが、今回はミラクル回復とはいかず。
このままゴールまで歩き続けるのかとマイナス思考に陥る悲惨な状況でした。

それでも給水や給食が功を奏したのか(水はいっぱい飲んだし、ミカンが美味しかった)、エアーサロンパスのおかげか、30㎞あたりから足の痙攣が不思議となくなり、少し走る時間が長くなりました。
そして、ハーバーランドまでたどり着いたときには、沿道の大きな声援にとても力づけられました。

その後は、ポートタワーや港を見ながら神戸大橋をわたり、ポートアイランドへ。
最後はまた足の痙攣がぶり返してきましたが、何とかフィニッシュすることができました。
記録は5時間44分50秒。
比較的フラットなコースで、さわやかな風のように走ることをイメージしていましたが、やはりうまくいかないものです。

沿道の応援やボランティアのみなさんには本当にお世話になりました。