〔弁護士 中谷祥子〕

2020年度、奈良弁護士会の副会長を務めていました。
奈良弁護士会とは、奈良県で弁護士として活動している全ての弁護士が加入している団体で
(弁護士は、業務をするにあたって、事務所の所在地の地域の弁護士会に所属しなければならないと
法律で定められています)、現在の会員数は、183名です(2021年12月1日時点)。

2020年度は、コロナに始まりコロナに終わった1年でした。
弁護士会として、各地で行われている法律相談をどのように維持していくか
(電話相談に切り替えたり、アクリル板を購入したり)、
コロナ陽性者が出たことによって広がってしまった差別的言動・過剰反応に対して
どのような態度を示すべきか(会長談話の発信)などの、外向きの問題から、
弁護士会の事務局の勤務体制や通勤方法の変更から陽性者が出た場合の対応方針の策定、
会内活動のWeb化など、内部の問題まで、これまでの活動にはなかった問題が次々と現れた1年でした。
世の皆様もそうだったように、弁護士会も、そこにあることが当然になっていたことが、
いかに大切なものだったかを実感した1年でした。

さて、なぜ、任期終了から8か月が経過した今、この記事を書いたかというと、
先日、事務所で慰労会を開いていただき、
そのときに撮影したこれをお見せしたかったからです。
※当事務所の北岡弁護士は、2019年度近畿弁護士連合会の理事長を務めていました。