〔弁護士 北岡秀晃〕

2021年12月12日、2年ぶりに奈良マラソンが開催されました。
大阪マラソンが延期され、京都マラソンがオンラインになる中、
奈良マラソンが開催されたことに、まずは感謝したいと思います。
東京オリンピックに出場できた選手の心境に似たような、ありがたい気持ちで一杯です。
また、多くのボランティアと沿道の市民の方々にも大きな支えをいただきました。
高天町の交差点付近では、我が事務所の事務局のみなさんに熱い声援をいただきましたし、市民病院前では山﨑弁護士が奈良弁護士会のマスコットこまちゃんと一緒に応援してくれました。

このような暖かい応援を受け、前半は快調なペースで進み、念願の5時間切り(サブ5)を達成か!と思われましたが、後半になって完全に失速。
25㎞を過ぎるころからは、両足がつりそうになり、少し走っては歩くことを繰り返すようになりました。
この日は冬としては暖かい日で、発汗による水分やミネラルの不足が原因だったのかも知れません。
少し走ると両足のいたるところがつりそうで、歩いては走る、そしてまた歩くを果てしなく繰り返し、何とかゴールすることができました。
タイムは5時間12分。サブ5はまたもお預けとなりました。
それでも、心が折れそうになりながらも、走りきったことには、胸を張れると思っています。

今回もピエロやサンタクロースなどさまざまに仮装して走る人も多く、中にはゴミ袋を持って道路のゴミを拾いながら走るランナーもいました。
42.195㎞を走るという自分だけの満足だけでなく、沿道の人たちを楽しませたり、役に立ちたい、恩返しをしたいという思いの表れかも知れません。
以前にお菓子を入れた大きな袋を持って、沿道の子どもたちにお菓子を配っていたミニオン(に扮した若者ランナー)がいたことも思い出されます。

僕も、次は何かに仮装して、沿道のみなさんに感謝の気持ちを発信しながら走ってみたいなと思う今日この頃です。