〔弁護士 北岡秀晃〕

2022年3月14日に開催された第1回飛鳥ハーフマラソンに出場しました。
人口が約5370人の小さな村に、北は北海道から南は沖縄まで、全国から男女2726名のランナーが集まりました。
エントリーしたランナーが約3260名だったようですから、残念ながら500名以上が参加できなかったようです。
やはり新型コロナのせいでしょう。

キトラ古墳前をスタートし、天武持統陵、橘寺、川原寺、飛鳥水落遺跡までは比較的平坦なコースですが、
6キロ過ぎから上り坂区間が始まり、アップダウンを経て石舞台古墳へ。
ここから2㎞近く続く「激坂」が待ち受けます。
多武峰に続く急勾配の上り坂で、付近には細川集落や阪田集落の棚田が広がりますが、そんなものは視界に入りません。
そして、折り返して激坂を下ると、さらに棚田百選に選ばれた稲渕の棚田への上り坂、
これを抜けて高松塚古墳を経て、キトラ古墳のフィニッシュまで約21.1キロのコースです。

本番までに何度かコースを試走してはいましたが、やはりアップダウンが激しく、前半のペースが速かったせいか、後半に失速しました。
激坂は「ほとんど歩く」状況で、季節外れの暑さも手伝って、苦しい後半となりました。
結局、タイムは2時間31分25秒で、全体の順位は1317位。
10キロ通過が1時間3分32秒、20キロ通過が2時間22分07秒でしたので、まさに「失速」でした。

ちなみに、男子の1位は1時間11分26秒、女子の1位は1時間37分26秒だったそうです。
ゲストランナーの川内優輝選手は、1時間8分48秒だったそうですから、さすがと言うか、大人げないと言うか。
完走率は98.1%で、しんどかったけれど、皆さん楽しんで飛鳥を走ることができたのではないかと思います。

同じくゲストランナーだったオリンピック・メダリストであるケニアのエリック・ワイナイナ選手が、「がんばって」と言いながら僕の背中をたたいて追い越して行ったことが印象に残りましたし、事務局のご家族が応援してくれたこともとてもうれしかったです。
例によって、大会を開催し、応援していただいた皆さんに本当に感謝しています。
(写真は、ゴールで朝守令彦弁護士と)

まっ、要は練習不足ということや。練習は裏切らない。