
〔北岡秀晃〕
9月にJTBの英国浪漫紀行10日間のツアーに参加してきました。関西空港からヘルシンキを経由してエジンバラへ、その後湖水地方、コッツウォルズを経由してロンドンへという行程です。初めてビジネスクラスを利用したため、関空とヘルシンキ間のフライトは往復ともに所要12~3時間でしたが、フルフラットで快適に過ごすことができました。ただ、料金がエコノミーの2倍になることを考えると、もったいないという思いが強くします。それでも、一度経験すると、これはなかなかやめられないなと思ったりもしています。
北極回りでヘルシンキに着きましたが、もともと乗り継ぎ時間がタイトであった上に、到着が遅延したこともあり、さらにはやたら厳しい手荷物検査があったため(バッグの中身を点検され、2度X線のスキャンをさせられました。)、ぎりぎりの乗り継ぎとなりました。そして、エジンバラに到着。入国手続きをしてターンテーブルで荷物をピックアップしましたが、ここで衝撃のロストバゲージが発覚しました。ツアーの参加者は25名でしたが、そのうち実に14名のスーツケースが出てきませんでした。幸い私たちは2人とも出てきましたが、ペアで2人とも出てきたのはたったの3組。それ以外の方々は、いずれか一方か両方が出てきません。添乗員さんがすぐさまクレームを申し立てましたが、なんとも波乱の幕開けとなりました。

ロストバゲージなんて聞いたことはあっても、まさか自分に起こるとは考えたことがありませんでした。荷物はコンテナごとヘルシンキに残っていたそうですが、ちょっとしたタイミングで自分の荷物がそちら側に入っていた可能性あります。ロストバゲージ対策など全くしていなかったので、青くなるとともに、紙一重の幸運に感謝しました。出てこなかった方々は、非常にショックを受けられたと思いますし、観光地で下着や衣類を買ったりして、大変な思いをされたと思います。それでも、皆さん明るく、2度目のロストバゲージだと笑って言う人もいて、救われました。

イギリス人のイメージは、イタリア人と違って、イギリス紳士の几帳面な性格を想像していたのですが、長年ロンドンに住むガイドさんによれば、とてもアバウトなのだそうです。それと個人主義の考えが強く、赤信号でも平気で渡りますが、怪我をしたら自己責任という考えが徹底しているようです。バスの運転手を見ていても、平気で時刻前に発車して行ったり、列に並んでいても、時刻を過ぎていても、全く知らん顔で休憩したりしています。利用者を思いやる気持ちはあまりなく、my jobとnot my jobの区別が非常にはっきりしているようです。
日本であれば、荷物がなければ困るだろうから、なんとか早く届けようとみんなが努力すると思われますが、われわれが着いた日の翌日には14個のスーツケースがエジンバラに到着していたのに、一向に届きません。ロストバゲージが持ち主のところに届いたのは、ロンドンに到着した日の夜、旅行開始から6日目の夜のことでした

