〔弁護士 山﨑靖子〕

紛争があるとして、どういう方法で解決したらいいでしょうか?
裁判?
でも、ドラマで見るような尋問とか、無理。お金も時間もかかりそう。そこまでガチガチに争いたくない・・・・
そういう時に、「ADR」を利用しませんか?

「Alternative Dispute Resolution」の頭文字をとったもので「裁判外紛争解決手続き」と訳されます。
裁判所の調停(話合いでの紛争解決手続き)を民間機関が行っている制度です。
奈良弁護士会も、「仲裁センター」を立ち上げ、ADRを行っています。

裁判所の調停だと平日昼間しか開いてもらえないけど、弁護士会ADRであれば夕方5時以降でも土日でも開いてもらえる、という気楽さがあります。

最近は、「ODR」と言って、オンラインでのADRを実施しているところもあります。
申立てもオンライン(メール)、期日もZOOM、ということになれば、わざわざADRの場所(弁護士会など)まで行くことはありません。

さらに進んで、チャットのADRをするところも出てきました。
こうなると、(夜中でも)時間があるときに自分の意見を書き込んでおくことができます。
「期日」という概念から解放されます。

ADRはいいことずくめ、と思われるかもしれませんが、唯一の欠点は、裁判所の調停に比べて、費用がかかることです。

紛争解決をする方法はたくさんあります。
裁判・調停・ADR・直接交渉・・・。それぞれメリットデメリットがあります。

あなたの紛争を解決する方法をご説明します。まずはご相談にお越しください。